30 会田算左衛門の碑

 滑川禅昌寺境内に最上流算学師元祖自在先生
の石碑が立っている。
 自在先生とは江戸時代の和算の大家会田算左
衛門安明のことで、延享四年(1747)山形七日町
に生まれ、23のとき江戸へ出て、一時御家人とな
ったが、後には数学の研究に専念した。

 安明の数学院無量自在居士の位牌や家族の
位牌も禅昌寺に保存されている。
会田家の初代重助は行沢(なめざわ)村の出身であ
り昔、この村にあった宝林寺(現七日町寺内)の檀
家になったらしいが詳細は不明である。